本、DVD、CD、ゲームの通販 【TSUTAYA オンラインショッピング】

東京の片隅。オフィスビルの最上階に潜む、8席だけのバー「月光川の魚研究会」。この奇妙な名前のバーでは夜が更けるとともに、訪れた客が不思議な体験を語り出す。
潜水艇のサーチライト、海賊放送のTV画像、真珠の驟雨、そして突然消えた恋人・・。そこでは都市生活者たちの孤独が、まるでさびしい影絵のように浮かび上がる。
作者はこれが小説デビューとなる、月刊誌「東京カレンダー」の前編集長。物語を彩る繊細なカラー写真は木村伊兵衛賞受賞写真家の岡田敦が撮影したもの。
ポエトリカルでミステリアスな12の物語を収録した、新感覚の短編集。

＜収録作品＞
夜桜の風葬/潜水艇からの風景/レイニーナイト1027mb/画廊街に墜ちた星屑の来歴/
冥王星の最後の夏/新月祭の夜に/紅葉のフーガは夜明けの樹林の譜面に響く/
箒星の軌道/鏡の中の微笑までの距離/崩落した坑道でランタンの灯も消えた/
声だけが青い闇に残る/雪の落下する速度
※木村伊兵衛賞受賞写真家・岡田敦のカラー写真20点も収録

＜星野青プロフィール＞
1963年、神奈川県出身。早稲田大学教育学部卒。
株式会社学習研究社、ぴあ株式会社を経て、2001年に株式会社アクセス・パブリッシングに設立に参加、
月刊情報誌「東京カレンダー」副編集長に。主に旅行記事を担当し、国内外約500軒のホテル・旅館を取材。
MOOKシリーズ「美的旅情温泉(既刊5冊)」、「THE WONDER HOTEL」(既刊2冊)など編集・出版。
2009年2月より「東京カレンダー」、「東京カレンダーWEB」統括編集長を歴任。
2010年4月より、株式会社楽園計画 取締役兼編集部門の統括を担当。

※内容は2011年2月時点のものです